!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

きっと誰(だれ)もが夢(ゆめ)見(み)ている。

眩(まばゆ)い明日(あす)で満(み)たされた世界(せかい)を。

きっと僕(ぼく)には関(かか)わりのない、

綺麗(きれい)な色(いろ)で塗(ぬ)りつぶされている。

「どうして泣(な)いているのだろうか？」

「誰(だれ)かの憎(にく)しみを受(う)けるべきだというの？」

「いつからこんなことになった？」

答(こた)えはどこにもない。

歩(ある)き出(だ)した感情(かんじょう)の音(ね)は、水色(みずいろ)、淡(あわ)くささめいて。

溢(あふ)れ出(だ)した言(こと)の葉(は)たちを、まだ憶(おぼ)えている。

いつからだろう、僕(ぼく)の心(こころ)が解(ほど)けていく。

きっと誰(だれ)もが夢(ゆめ)見(み)ている。

世界(せかい)の色(いろ)を自分(じぶん)で決(き)めること。

きっといつしか気(き)づくのだろう、

舞台(ぶたい)の隅(すみ)で立(た)ち尽(つ)くす自分(じぶん)に。

僕(ぼく)はもう諦(あきら)めているんだ。

誰(だれ)かの憎(にく)しみの掃(は)き溜(だ)めであること。

いつしか感情(かんじょう)は曇(くも)って、灰色(はいいろ)の僕(ぼく)がいた。

空(そら)が僕(ぼく)を笑(わら)っている。

その青(あお)さに憧(あこが)れた。

君(きみ)のように生(い)きられたらと、何度(なんど)願(ねが)っただろう。

きっと愛(あい)されることが怖(こわ)くて、

無彩(むさい)の部屋(へや)に逃(に)げ込(こ)んだ。

「彩(いろど)られた世界(せかい)の中(なか)でもう一度(いちど)生(い)きてみたい」

歩(ある)き出(だ)した感情(かんじょう)の音(ね)は、水色(みずいろ)、淡(あわ)くささめいて。

溢(あふ)れ出(だ)した言(こと)の葉(は)たちを、まだ憶(おぼ)えている。

いつからだろう、ずっと前(まえ)に凍(こお)りついていた僕(ぼく)の感情(かんじょう)が色(いろ)づいていく。