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五番街(ごばんがい)を歩(ある)いていた一人(ひとり)ぼっちの前夜(ぜんや)

震(ふる)えて送(おく)った招待状(しょうたいじょう)届(とど)いているかな

幼(おさな)い日(ひ)の約束(やくそく)は凍(こお)りついたままで

少(すこ)しだけ時(とき)を止(と)めてよ

はね返(かえ)りの私(わたし)と世話焼(せわや)きのあなた

迷子(まいご)になるとすぐに見(み)つけてくれたね

永遠(えいえん)に続(つづ)くと　そう　信(しん)じていたけど

変(か)わりゆく日々(ひび)を知(し)る

"ハンサムな人(ひと)が好(す)き　お金(かね)持(も)ちが好(す)きよ"

建前(たてまえ)の嘘(うそ)は体(からだ)に悪(わる)い　強(つよ)がり足(た)りなくて

あなたが笑(わら)うだけで　あなたと笑(わら)うだけで

他(ほか)には何(なに)もいらなかった

一人(ひとり)では立(た)てなくて　心(こころ)で笑(わら)えなくて

誰(だれ)といても越(こ)えられなかった

あなたのこと　忘(わす)れてもいいですか？

馬鹿(ばか)だね　届(とど)かないのに

晴(は)れ渡(わた)った空(そら)に祝福(しゅくふく)の鐘(かね)が

裏腹(うらはら)に不安(ふあん)な顔(かお)見(み)せてしまうかな

昔(むかし)と変(か)わらないまんまの姿(すがた)を見(み)て

胸(むね)を撫(な)で下(お)ろしては泣(な)きそうだよ

心(こころ)をずっと騙(だま)していた情(なさ)けなくて弱(よわ)い私(わたし)を

死(し)ぬまでどうか許(ゆる)さないでいて

あなたの声(こえ)が聞(き)こえた気(き)がした　"迷子(まいご)にならないで"

おめでとうなんて言葉(ことば)　言(い)わないで　そんな言葉(ことば)

このまま奪(うば)い去(さ)ってくれたら

そんな夢(ゆめ)みたいなこと　あるわけないのに

あなたが笑(わら)うだけで　あなたと笑(わら)うだけで

他(ほか)には何(なに)もいらなかった

一人(ひとり)で待(ま)ち続(つづ)けて　今(いま)すぐに会(あ)いたくて

誰(だれ)といても越(こ)えられないんだよ

あなたのこと　忘(わす)れてもいいですか？

今(いま)でも迷子(まいご)のままで　鐘(かね)の音(ね)が鳴(な)り響(ひび)いた